婚活で理想を下げるのは”負け”じゃない|30代男性が身の丈の結婚で楽になった話
「理想を下げなよ」「ちょっと高望みじゃない?」
婚活でそう言われると、なんだかカチンときませんか。
別に高望みしてるつもりはないし、妥協してまで結婚したいわけでもない。
その気持ち、僕もずっと持っていました。
30代で婚活していた頃の僕も、まったく同じでした。
この記事は「理想を下げろ」という話じゃありません。
下げるんじゃなく、ちょっと”見方”を変えるだけで、僕は婚活がずいぶん楽になった。
その話を、自分の失敗も含めて正直にします。
① 「理想を下げる=妥協・負け」だと思って、僕は何年も動けなかった
正直に言うと、僕は「妥協」という言葉が大嫌いでした。
理想を下げるって、自分の人生を値引きするみたいで。
妥協して結婚した人だと思われるのも、なんか嫌で。
だから条件は、なかなか手放せませんでした。
でもその一方で、出会いはちっとも前に進まない。
「下げたくない、でも結婚はしたい」のあいだで、僕は何年も足踏みしていました。
妥協して後悔するの、こわいんです
すごく分かります。僕も”妥協”って言葉が大嫌いでした。だからこそ、何年も動けなかったんですよね
② そもそも”理想を下げる”という言葉が、しんどさの原因だった
あるとき気づいたんです。
僕を苦しめていたのは、理想そのものじゃなかった。
「下げる」という言葉のほうでした。
「下げる」と考えると、自分まで惨めになる
「下げる」って、どうしても負けた気がします。
自分の価値を落とすみたいで、惨めになる。
だから抵抗するし、抵抗するほど動けなくなる。
この悪循環に、僕はずっとハマっていました。
変えるのは”高さ”じゃなく”ピント”
今の僕なら、こう言います。
理想は下げなくていい。
ただ、ピントを合わせる場所を変えればいい。
高さの問題じゃなかったんです。
③ 条件で人を選んでいた頃、ずっと空回りしていた理由
昔の僕は、完全に条件で人を見ていました。
年齢、見た目、雰囲気、なんとなくの”スペック”。
頭の中にチェックリストがあって、それに丸がつくかどうかで判断していたんです。
スペックで見ると、相手にもスペックで見られる
一度、こんなことがありました。
カフェで向かいに座った人に、僕は早々と仕事や休日の過ごし方を聞いていて。
半分は、自分の条件に合うか確かめるためでした。
相手はちゃんと答えてくれたけど、目がだんだん白けていくのが分かった。
たぶん「品定めされてるな」って、伝わってたんですよね。
こっちが条件で相手を見ると、相手からも条件で見られる。
お互い値踏みし合う空気になって、会話がちっとも温まらない。
当然、二回目にもつながりませんでした。
「もっといい人がいるかも」が一番もったいなかった
しかも条件で見ていると、目の前の人に集中できません。
「もっと条件のいい人がいるかも」が、いつも頭の片隅にある。
今ふり返ると、あの”キョロキョロ”が一番もったいなかった。
ちゃんと目の前にいた縁を、僕は自分で逃していたんです。
④ “身の丈で選ぶ”って、こういうことだった
「身の丈で選ぶ」と聞くと、また妥協の話かと思うかもしれません。
でも僕の言う身の丈は、ちょっと違います。
条件を捨てるんじゃない、順番を入れ替えるだけ
条件を全部捨てる必要なんて、ないんです。
ただ、順番を入れ替えるだけ。
スペックを一番上に置くのをやめて、「この人と一緒にいて、楽でいられるか」を真ん中に持ってくる。
それだけで、見える人がガラッと変わりました。
でも、条件を捨てるのはやっぱりこわくて…
捨てなくていいんです。順番を入れ替えるだけ。それだけで、だいぶ楽になりますよ
譲れない「ひとつ」だけ残す
おすすめは、譲れない条件を「ひとつ」だけ残すこと。
全部は無理です。欲張ると元のチェックリストに戻る。
僕の場合は「一緒にいて笑っていられるか」。それだけ残して、あとは手放しました。
たったひとつに絞ると、不思議と相手の良いところが見えてくるんです。
⑤ ピントを変えたら、婚活そのものが軽くなった
見方を変えてから、婚活はずいぶん軽くなりました。
一回ごとの出会いに一喜一憂しなくなったし、相手の粗探しもしなくなった。
気持ちが軽くなると、自然と相手にもやさしくなれる。
すると会話も続くし、空気もやわらかくなる。良い循環でした。
ついでに言うと、僕は”見方”と一緒に”場所”も変えました。
真剣度の合わない場所で消耗していたのも、空回りの一因だったので。
その話はこっちの記事に書いています。
マッチングアプリに疲れた30代男性へ|やめる前に試したい2つの道
⑥ それでも一人で抜け出せないなら
とはいえ、考え方を変えるのって、一人だと難しいんですよね。
頭では分かっていても、いざ人を前にするとつい元のチェックリストが顔を出す。
僕も何度も元に戻りました。
一人だと、つい元に戻っちゃうんです
分かります。だから僕は、横から見てくれる仕組みに頼りました。それも”逃げ”じゃないですよ
自分の癖って、自分では気づけません。
真剣な人が集まる場所に移ったり、相談所みたいに横から客観的に見てくれる人がいると、ピントのズレを教えてもらえる。
一人で抱え込むより、ずっと早く前に進めました。
この”出会いの場所の選び方”も、上の記事にまとめてあります。
※実際に僕がどんな場所・相談所を使ったのかは、マリッシュを使ってみた話とスマリッジを使ってみた話に、良かった点もイマイチだった点も正直にまとめています。
⑦ まとめ:下げるんじゃない、選び方を変えるだけ
最後に、あの頃の自分に言いたいことを。
理想は、下げなくていい。
下げるんじゃなく、見るところ(ピント)と、見る順番を変えるだけ。
スペックじゃなく「一緒にいて楽か」を真ん中に置けたとき、僕はようやく前に進めました。
妥協して後悔したくない——その気持ちは、間違っていません。
ただ、その大事にしている気持ちが、あなたを足踏みさせているなら。
今日から、ほんの少しだけピントをずらしてみてください。
あなたの婚活が、少しでも軽くなりますように。

