「結婚、もう諦めた」30代男の僕が、諦める前にやった3つ
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その日、マッチングアプリでやりとりしていた相手と、また連絡が途切れました。
次の相手にいいねを送るのも、その返信を待つのも、正直もう面倒でした。
夜中、布団の中で、「結婚 諦めた 男」と検索しました。
結婚を諦めかけている30代の男性に向けて書きます。僕も諦めかけて、諦める前に3つのことをやりました。先に、その3つを書いておきます。
- 相手に求める検索条件(年齢・住んでいる場所)を、少し広げる
- 落ち着いて向き合える人の多い場所を選ぶ
- プロフィールは、写真や条件より先に、自己紹介文から読む
① 「結婚を諦めた」30代男は少なくない。未婚男性の約8割は交際相手なし

はっきり書きます。30代の男が結婚を諦めたくなるのは、あなたに魅力がないからでも、努力が足りないからでもありません。
「もういいかな」と感じてしまうのは、珍しいことではありません。
国の出生動向基本調査(2021年)によると、いま交際している異性がいなかったのは、30〜34歳の未婚男性で約79%、35〜39歳で約81%でした。
相手がいないことと、諦めたことは、別の話です。それでも、諦めたくなっているのは、あなただけじゃないんです。
今夜も、同じように諦めかけている人は大勢います。
ただ、僕が結婚を諦めかけていたときの気持ちを、あとから分けてみると、「諦め」には2種類あった気がします。
ひとつは、本当に「一人で生きていく」と腹を決めた諦め。これは、それはそれで立派な選択です。
もうひとつは、疲れて、いったん休みたくなっただけの諦め。
「もう無理」と言いながら、まだこうして諦めきれずにいる。僕のは、完全に後者でした。
いや、もう諦めましたよ。頑張るの、疲れたんです。……でも、こうやって調べてる時点で、諦めきれてないのかもしれない。
わかります。僕もそうでした。口では「もういい」と言いながら、夜中に「結婚 諦めた」と検索していました。
それって、諦めたんじゃなくて、疲れて、いったん立ち止まっているだけなのかもしれないんですよね。
② 僕も、一度は「もういいや」とマッチングアプリを消した

いい相手に出会えるまでの一番きつかった時期、僕はマッチングアプリを一度、消しました。入れ直すまでは、1週間くらいです。
きっかけは、たいした事件じゃありません。いい感じにやりとりしていた相手から、ある日ぱたっと返信が来なくなって、それだけでした。
ただ、そういうのが何回も続いたあとだったんです。
ホーム画面のアプリのアイコンを長押しして、震えるアイコンの左上のバツを、しばらく押せずにいました。
そのあとの1週間は、こうでした。
- アプリを消した夜:少しだけほっとした。もう、いいねの数を気にしなくていい。返信を待たなくていい
- 3日後:「じゃあ僕は、この先どうするんだろう」という不安が、じわじわ出てきた
- 1週間後:またアプリを入れ直した。やり方は、前と同じまま
諦めたはずなのに、ぜんぜん晴れやかじゃないんですよ。むしろ、諦めたことにした自分に、いちばんがっかりしていました。
前と同じやり方に戻っただけだったので、また同じところで疲れました。
この繰り返しを何度かして、ようやく「疲れてるのは、婚活そのものじゃなくて、僕のやり方のほうかもしれない」と思い始めました。
アプリを消しても、疲れの原因は消えませんでした。変える必要があったのは、アプリではなく、やり方のほうです。
③ 30代の男が結婚を諦めたくなる、3つの理由

あとから振り返ると、諦めたくなる気持ちには、原因が3つあったと思います。
❶ 理想は高いのに、自信はなかった
僕は、年齢も、写真の印象も、住んでいる場所も、全部そろっている人が当たり前だと思っていました。
自分がどう見られているかは、考えていませんでした。
それなのに、相手から年齢や年収で見られている気がすると、「自分なんて」と気持ちが引いてしまう。
理想は高いのに、自信はない。この組み合わせが、いちばん人を諦めに追い込むんだと思います。
その自信を削りやすいものの1つが、年収や仕事の不安です。
そうしたお金の不安から、結婚に踏み出せなくなるのは、珍しいことではありません。
内閣府の『男女共同参画白書 令和4年版』では、積極的に結婚したいと思わない20〜30代の独身男性のうち、36.0%が「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」を理由に挙げています。
❷ 相手に断られ続けて、心がすり減った
マッチングアプリで、たくさんの人にいいねを送っては、断られ続けました。
マッチしては消え、会っては続かず、を繰り返すうちに、一件一件のダメージは小さくても、確実に心がすり減っていました。
❸ 「この年で今さら」と焦って、婚活をやめたくなった
30代も後半に差しかかると、「この年で今さら婚活を頑張っても」という声が、頭の中で勝手に大きくなります。
35歳、40歳と歳を重ねるごとに、婚活の場でも自分の価値が下がっていく気がして、それなら傷つく前に自分から婚活をやめたほうが楽だ、と思ってしまう。
諦めは、傷つかないための言い訳になることがあるんですよね。
3つとも、全部あります。特に、傷つく前に婚活をやめたい、っていうの。
それ、すごくわかります。だから僕は、婚活をやめる代わりに、やり方を1つずつ変えてみることにしました。
④ 1つ目:相手に求める検索条件を、少し広げた

結婚を諦める前に、僕が見直したのは——相手に求める理想のほうでした。
正確には、理想を全部捨てたわけじゃありません。変えたのは、マッチングアプリの検索条件です。
最初は、相手の年齢を20代後半までに絞り、住んでいる場所も自分の県内だけにしていました。会う前から、条件を決めすぎていたんです。
そこで、2つを広げました。
- 年齢の上限:20代後半 → 30代前半
- 住んでいる場所:県内だけ → 隣の県まで
- 検索結果に出てくる人:20人くらい → 40人くらい
広げただけで、検索結果に出てくる人は倍近くになりました。「自分が見ていた範囲は、思ったより狭かった」と気づきました。
それまで検索結果に出てこなかった人たちが、見えるようになりました。その中には、自分が思っていたより素敵だと感じる人もいました。
諦めるべきだったのは、結婚そのものじゃなかったんです。結婚相手に求めていた、「こうじゃなきゃダメ」のほうでした。
ただ、条件を広げただけで婚活が変わったわけではありません。見る範囲を自分で狭めていたと気づけたことが、最初の一歩でした。
条件を広げるときの注意を、メモにまとめました。
- 住んでいる場所を広げるときは、自分が無理なく会いに行ける範囲も考える(毎回相手に来てもらう前提だと、移動の負担が偏る)
- 誘うときの例:「初回は、お互いの中間くらいでどうですか。僕は○○駅まで行けます。来やすい場所があれば教えてください」
- 中間地点でも、乗り換えや交通手段によって負担は変わる。相手の行きやすさも聞いて決める
⑤ 2つ目:落ち着いて向き合える人が多い場所を選んだ

もうひとつ、見直したのが、婚活する場所です。
諦めたくなる婚活って、たいてい「比べては疲れる」を繰り返しているんです。大量の相手の中から、スワイプして、比べて、また比べて。
スペックを比べ合う空気の中では、相手も自分も「たくさんの候補のひとり」でしかなくなって、疲れて当然でした。
だから僕は、「たくさんの人とすぐ会える」場所よりも、「落ち着いて向き合える人が多い」場所を選びました。
その意味で合っていたのが、マリッシュでした。
男性の料金が月3千円ほどで、そもそも財布への負担が軽い。それ以上に、落ち着いていて、結婚に前向きな人が多いのが、僕には合っていました。
僕の場合、5ヶ月ほどの間にマッチしたのは25人くらい、会えたのは6人でした。多いとは言えない数字です。
それでも、一人ひとりと向き合う時間を取れたのは、この場所を選んだからだと思います。
マリッシュを実際に30代男が使った感想は、こちらに詳しくまとめています。
ただ、場所を選んだだけでは、まだ足りませんでした。
⑥ 3つ目:プロフィールは、自己紹介文から読むようにした

3つ目は、相手のプロフィールの読み方です。きっかけは、結婚相談所での出来事でした。
相談所に入ってから、申し込んでも、しばらくお見合いが決まりませんでした。見る側の僕が、変わっていなかったからです。
はっきり気づいたのは、相談所に入って三か月くらいの、日曜の夜でした。
十時過ぎ。部屋の電気は消していて、パソコンの画面だけが明るい。
申し込みの結果を開くと、「今回もご縁がありませんでした。」という一文が、何件も並んでいました。
もう何十回も見ている文章です。椅子にもたれて、天井を見上げていました。
そのとき、頭に浮かんだのは「あれ……俺、何を探してるんだ?」でした。
結婚相手を探しているはずなのに、いつのまにか「条件を満たす人探し」になっていた。
それに気づいたのが、その夜でした。
少し前に、担当のカウンセラーから、「理想の相手を探しているの?一緒に暮らせる相手を探しているの?どっち?」と問い返されました。
うまく答えられませんでした。図星だったからです。僕は「結婚したい」と言いながら、ずっと相手を選ぶことばかり考えていました。
そこでようやく出てきた言葉が、「減点ばっかりしてたな。」でした。
プロフィールを見るたびに、「ここが違う」「ここも違う」。そんな見方しか、していませんでした。
でも逆に相手からは、自分も同じように見られているんですよね。年齢、年収、身長、住んでいる場所。
婚活は、お互いに選び、選ばれる世界です。それをやっと受け入れられた瞬間でした。
そう気づいてから、最初に変えたのは、プロフィールを見る順番でした。
それまでは、写真、年齢、条件。その日から、自己紹介文を先に読むようにしました。
すると、「家族を大切にしたい」「休日は実家へ顔を出しています」「仕事は忙しいけど、一緒に夕飯を食べる時間を大切にしたい」——そういう文章が、自然と目に入るようになりました。
写真だけでは分からない人柄が、そこに書いてありました。
この読み方は、相談所に限りません。アプリでも、写真や年齢、条件より先に自己紹介文を読めば、条件では見えない相手の良さが見えてきます。
そのあと、カウンセラーにプロフィールを添削してもらい、写真も撮り直しました。
お見合いが成立する回数は、月2件あるかないかだったのが、月4件ほどになった時期があります。
相手の自己紹介文を先に読んだことに加えて、自分のプロフィール全体も見直した結果だと思います。
自分のプロフィールを書くときのコツを、メモにまとめました。
- 一緒に暮らす場面を書く。「穏やかな家庭が理想です」に、どんな時間を過ごしたいかをもう一文足すと、相手も考えやすい
- 例:「平日は、夕飯を食べながらお互いの一日の話ができたらうれしいです。休日は、一緒に出かける時間と、それぞれ好きなことをする時間の両方を大切にしたいです」
- 受けのよさだけで書かず、自分が本当に望んでいる日常を選ぶ
諦めかけていた僕が、もう一度婚活に戻れたのは、根性を出したからじゃなくて、検索条件と、婚活する場所と、プロフィールの読み方を、ひとつずつ変えたからでした。
⑦ 諦めるのは、3つを試してからでも遅くない

今夜、「結婚、もう諦めようかな」と思っているなら、これだけ持って帰ってください。諦めなくていい、と無責任には言いません。
でも、もし何かをやめるなら、やめるのは「結婚」じゃなくて、今の婚活のやり方のほうかもしれない。検索条件、場所、プロフィールの読み方。
どれか1つ変えるだけで、出会える相手の範囲が変わることがあります。
僕がやった3つを、数字と並べ直します。
| やったこと | 変えたもの | 結果 |
|---|---|---|
| ① 検索条件を広げる | 年齢の上限(20代後半→30代前半)、場所(県内→隣の県) | 検索結果に出る人が20人くらい→40人くらい |
| ② 場所を選ぶ | マリッシュ(男性は月3千円ほど) | 5ヶ月でマッチ25人くらい、会えたのは6人 |
| ③ プロフィールを見直す | 自己紹介文を先に読む、添削、写真の撮り直し | お見合い成立が月2件あるかないか→月4件ほど |
今夜やるなら、検索条件の年齢の上限を、3歳だけ広げてみてください。出てくる人の数が変わるかどうかを見るだけで、大丈夫です。
もう頑張るのに疲れて、婚活そのものがしんどい、というところまで来ているなら、いったん立ち止まる話は、こちらのほうが近いかもしれません。
「自分なんかが結婚できる気がしない」「もう手遅れなんじゃないか」という気持ちのほうが強いなら、その入口はこちらに書いています。
諦めるのは、いつでもできます。だからせめて、やり方を1つ変えてみてから決めても、遅くはないと思うんです。諦めるより先に、やり方を変える。
その順番に気づくのに、僕はずいぶんかかりました。
検索条件を広げて探してみたい人は、僕が使ったマリッシュで、年齢や住んでいる場所を広げて探せます。
Q. 30代や40代で結婚を諦めるのは、早いですか?
結婚を諦めるかどうかを、婚活に疲れているときに決めるのは、早いと思います。
早いか遅いかは人それぞれで、結婚を望まない生き方も、いまは珍しくありません。
ただ、疲れているときの判断は、たいてい後ろ向きに寄ります。決めるのは、何か1つ試してからでも遅くありません。
僕も、いちばん疲れていた時期の「もういい」は、あてになりませんでした。
Q. 低収入・低スペックだと、結婚は無理ですか?
無理だと決めつける必要はありません。結婚に前向きになれない若い男性の3人に1人ほどが、内閣府の調査で、お金や仕事の不安を挙げています。あなただけではありません。
具体的に動くなら、まず自己紹介文を整えることです。
僕はカウンセラーに添削してもらい、写真も撮り直して、お見合いの成立が月2件あるかないかから、月4件ほどになった時期がありました。
無理かどうかは、条件の数字だけで決まるものではなく、人柄をどう伝えるかでも変わる気がします。
Q. 一度婚活をやめて、また再開してもいいですか?
もちろんです。休むなら、期限を決めてください。僕もマッチングアプリを一度消して、1週間後に入れ直しました。
大事なのは、戻ってきたときに「前と同じやり方」に戻らないことです。同じことを繰り返せば、同じところで疲れます。
休んでいる間に、相手に求める条件をひとつ見直しておくと、戻ったときに出会える相手が変わってきます。


