30代独身、夜になると涙が出る。孤独がつらいのは僕もだった
※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
夜、ベッドに入ってスマホの画面を消した瞬間に、わけもなく涙が出たことがあります。
嫌なことがあったわけじゃない。むしろ普通の一日でした。仕事はそれなりにこなして、友達とも普通に喋って、特に何も悪いことは起きていない。なのに部屋の電気を消すと、急に静かさだけが残って、誰もいないことがやけに大きく感じられる。情けないと思いながら、天井を見て一人で泣いていました。30代半ばを過ぎた男が、です。
この話、誰にもしたことがありませんでした。友達に言えば「そんなの気にしすぎだよ」で終わりそうだし、親に言えば余計に心配される。だから一人で抱えたまま、朝になれば何事もなかった顔で仕事に行く。それを何年か繰り返していました。
この記事は、孤独の治し方を偉そうに教えるものじゃないです。あの夜な夜な涙が出ていた自分が、何も特別じゃなかったと知るまでの話を、そのまま置いておきます。
① 夜になると、わけもなく涙が出た
いちばん最初に言っておきたいのは、これは病気でも異常でもないということです。当時の自分は、そう思えなくて余計につらかったので。
昼間は平気なんです。人と話しているときも、仕事をしているときも、特に何とも思わない。なのに夜、一人の部屋に戻って照明を消した瞬間だけ、急に胸のあたりが重くなる。誰かに何かを言われたわけでもないのに、涙が勝手に出てくる。「自分は情けない」と、その涙のことをさらに責めていました。
別に何かあったわけじゃないのに、夜だけ急にしんどくなるんです。自分がおかしいんでしょうか。
おかしくないです。僕もそうでした。昼間の自分が元気なぶん、夜の静けさとの差にやられるんですよね。
あとで知ったんですが、これは珍しい話じゃなかった。似たようなことを書いている人が、探せばいくらでもいました。「30代後半の独身男性ですが、夜になると勝手に涙が出てくる」——そう書き込んでいる人を見つけたとき、自分だけじゃなかったんだと、少しだけ息が吸いやすくなったのを覚えています。
② 「自分だけがこうなんだ」という思い込みが、いちばん重かった
昼間は誰にも見せない顔だから、余計に「自分だけがこんな夜を過ごしている」と思い込みやすいんですよね。
でも実際は、30代の独身男性の少なくない数が、似たような夜を経験しているというデータがあります。誰も言わないだけで、同じマンションの隣の部屋にも、似たような夜を過ごしている人がいるかもしれない。「自分だけ弱い」んじゃなくて、みんな昼間の顔で隠しているだけでした。
「自分だけ」って思ってる間がいちばんしんどいんです。実際は、口に出さないだけで同じ夜を過ごしてる人、けっこう多いんですよね。
数字を知ってホッとしたわけじゃありません。ただ、「自分がおかしいから涙が出る」という前提が崩れたことで、涙そのものを責めるのはやめられました。孤独を感じること自体は、弱さの証拠じゃない。ただの、一人の夜にありがちな反応でした。
③ 誰にも言えないから、余計に膨らんでいった
しんどかったのは孤独そのものより、それを誰にも言えないことのほうでした。
友達に「最近、夜になると寂しくて」なんて言ったら、笑われるか、心配されるかのどちらかだろうと思っていました。だから言わない。言わないから、その気持ちは自分の中だけでぐるぐる回って、実際より大きく膨らんでいく。誰かに話せば「そんなもんだよ」で終わったかもしれない話が、一人で抱えているうちに「自分は人としてどこかおかしいんじゃないか」というところまで育っていました。
寂しいなんて、いい歳した男が言うことじゃない気がして、誰にも言えないんですよね。
わかります。でも黙って抱えるほど、その気持ちって静かに大きくなるんですよ。僕は結局、誰かに話さないまま、自分の中で処理する方法を探すことになりました。
これは「モテないから病んでしまう」とか「マッチングアプリに疲れた」とかとは、少し違う話です。何かに挑戦して傷ついたわけじゃなくて、ただ何もしていない普通の夜に、静かに孤独だけがそこにあった。まだ何も動いていない段階の、いちばん素の気持ちでした。
④ 休日の使い方を変えたら、少しだけ楽になった
平日の夜より、休日のほうがきつい時期もありました。予定のない土曜日の昼過ぎ、ふと「今日、誰とも話していない」と気づく瞬間です。
いろんな「休日の過ごし方」を試しました。趣味に没頭してみる、外に出て人の多い場所に行ってみる、逆に予定を詰め込んで考える隙をなくしてみる。どれも一時しのぎにはなりましたが、根本は変わらない。「予定を埋めること」より、「一人の時間を否定しないこと」のほうが、僕には効きました。一人の休日を「寂しい失敗」じゃなく「ただの休日」として扱えるようになると、気持ちの負荷が少し軽くなったんです。
予定を詰めて紛らわすより、「今日は一人でいい日」って決めてしまうほうが、僕は楽でした。埋めようとするほど、埋まらなさが目立つんですよね。
もちろん、これで孤独そのものが消えたわけじゃないです。ただ、休日のたびに「誰かと過ごせない自分」を責めるのはやめられました。それだけでも、週末の憂鬱さはだいぶ変わりました。
⑤ それでも、ずっとこのままでいいとは思えなかった
孤独と、それなりに付き合えるようになっても、心のどこかで「このままでいいのか」という声は消えませんでした。
夜の涙も、休日の静けさも、責めずに済むようにはなった。でも「誰かと分かち合いたい」という気持ちそのものは、消したくても消えなかったんです。無理に「一人でも平気」と思い込もうとするより、その気持ちを認めたほうが、僕は楽でした。
僕の場合、そこから動き出すきっかけになったのが、マリッシュでした。出会いを急いで探すというより、「同じように、いい歳をして一人の夜を過ごしてきた人たち」が集まっている場所だったのが大きかったです。気負って「モテよう」とする空気じゃなくて、お互い遠回りしてきた分、誠実さを見てくれる人が多かった。
孤独を埋める道具として使ったわけじゃありません。ただ、一人で抱えていた気持ちを、初めて誰かに向けて動かしてみた。それだけのことでした。
⑥ それでも今夜がつらいあなたへ
ここまで読んでも、今夜の気持ちが軽くなるわけじゃないと思います。僕もそうでした。何かを読んで、すぐ楽になるようなものじゃない。
もし孤独の先に「このまま結婚できないんじゃないか」という不安まで来ているなら、その不安だけを扱った記事も置いておきます。
→ 「結婚できる気がしない」と思う30代男へ / 「婚活、もうやめたい」と思ったら
もしアプリを試して、もう疲れてしまっているなら、こちらも。
→ マッチングアプリに疲れた30代男へ
もし動けなくなるくらい、自分を責めてしまっているなら、そこから先はこちらで。
→ 婚活で病んでしまう30代男へ / 「非モテ」を拗らせて動けない人へ
夜になると涙が出ること。休日に一人で気づく静けさ。それは、あなたが弱いからじゃないです。ただ、そこに一人の夜があっただけ。僕はその夜を責めるのをやめてから、少しずつ動けるようになりました。
Q. 30代独身男性の孤独感は珍しいですか?
珍しくありません。夜になると寂しさや孤独感が強くなる、涙が出るといった声は、知恵袋や発言小町など複数の場所で見られます。昼間は平気でも夜だけつらくなるのは、多くの独身男性に共通する感覚です。
Q. 男が寂しいと感じた時のサインは?
一人の部屋で急に涙が出る、予定のない休日に「誰とも話していない」と気づく、些細なことで気分が沈む、などが挙げられます。これ自体は異常ではなく、一人の時間が続くことへの自然な反応です。
Q. 独身は何歳からやばいですか?
「やばい」という年齢の基準はありません。年齢そのものより、孤独を一人で抱え込んで誰にも話せない状態が続くことのほうが負担になります。まずは孤独を感じる自分を責めないことが先です。
※あわせて読みたい:独身が寂しいんじゃなく、この生活の景色が寂しいだけだった話 / 友人の結婚式がつらい人へ
※盆や正月に実家へ帰るのがつらい、というかたちで孤独が出てくるなら、こちらも。
実家に帰るのがつらい30代独身男へ

