友人の結婚式がつらい30代独身男へ。行きたくない日の乗り切り方
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友人の結婚式の帰り、電車で引き出物の紙袋を足元に置いたとき、急に一人になった気がしました。
さっきまで写真を撮って笑っていたのに、スマホを見ても連絡する相手がいない。電車の暗い窓に、ネクタイを少し緩めた自分が映っていました。
友人の結婚式がつらい、行きたくない30代独身男へ。
30代で5回くらい友人や同僚の結婚式に出席して、1回欠席した僕が、式の前から翌日までにやっていたことを先に書いておきます。
- 行くかどうかは、直接お祝いを言いたい相手かで決める
- 帰る時間を、先に決める(友人によっては二次会に出ない時も作る)
- 帰りの電車では音楽を聴く。気になる人との会う約束は、結婚式の次の日にする
- 翌日の午前に、別の予定を1つ入れる
① 友人の結婚式がつらいのは、祝う気持ちと寂しさが同時に来るから

式の最中は、ちゃんと感動していました。新郎が最後に挨拶をしているとき、僕は少し泣いていました。
学生のころ、一緒にくだらないことで笑っていた友人が、奥さんの隣で「これから二人で」と話している。よかったな、と心から思いました。
でも、家に着いて引き出物を机に置き、スーツをハンガーに掛けたら、もうすることがなくなりました。
さっきまで大勢で過ごしていた分、部屋が静かに感じました。
友人たちのグループのメッセージには、僕も「いい式だったね」と返しました。
そのあとで、「次に誰かの式に行くときも、僕は独身のまま、この静かな部屋に帰ってくるのかな」と思ったんです。
うれしかった気持ちと寂しさが、同じ日にある。当時は、そのことに自分でも戸惑っていました。でも、あとで寂しくなったからといって、式でうれしかった気持ちまで嘘になるわけではありません。
式の間はちゃんと感動してるのに、帰ってから急にきつくなるんです。
僕もです。祝う気持ちも、寂しさも、両方本当でした。
② 「自分だけ独身」の式の席で、いちばんこたえた一言

印象に残っているのは、学生時代の友人が集まった6人のテーブルです。既婚が4人で、独身は僕ともう1人でした。
ただ、そのもう1人には交際相手がいました。「相手もいないのは自分だけか」と、僕は勝手に数えていました。
誰かに順位をつけられたわけではありません。席に着いた僕が、自分で周りを確かめて落ち込んでいたんです。
話題は、子どもの写真と家の話でした。「もう歩くんだよ」「保育園に入るとよく風邪をもらう」「家を買うなら駅から少し離れると安い」。
僕も写真を見て、「大きくなったね」と相づちを打ちながら、なんとか話についていこうとしていました。
友人たちに、話の輪から外されたのではありません。ただ、僕から話せる経験がなく、質問する側ばかりでした。
学生時代は同じ話で何時間でも盛り上がった友人たちなのに、知らないことが増えていました。
自分と友人を比べてしまったのは、プロフィールムービーです。
「出会った年」「付き合い始めた日」「プロポーズ」と順に映ると、そのころ自分は何をしていたんだろうと考えてしまう。
友人には二人の思い出が増えていて、その間、僕は初対面の人との自己紹介を何度も繰り返していました。
人と比べて落ち込んだ時は、席を立って水を飲んだり、トイレで少し一人になったりしました。
「今ちょっと焦っているんだな」と心の中で言葉にすると、少し落ち着きました。
二次会では、学生時代の友人に、次は僕が結婚する番だと言われ、「いつ呼んでくれるん?」と聞かれました。
僕は「まず相手から探さないと」と笑って返しました。
相手に悪気はなく、またみんなで集まりたいという意味だったと思います。でも僕は、そのとき既に婚活をしていました。
相手がいないのは、探していないからではありません。探していても、まだ出会えていないだけです。そう思っても、その場では言えませんでした。
いちばんこたえたのは、既婚の友人に言われた「お前、まだ選んでるん?」です。その場では「いや、選ばれてないんだって」と笑って返しました。
本当は、そのころ既にマッチングアプリも相談所も使っていて、断られたことも、続かなかったこともありました。
友人に、えり好みしていると思われたのが、つらかったんです。
今なら、「今、婚活してるよ。なかなか難しくてさ」と短く返したいです。詳しい失敗談までは話さなくていい。
ただ、自分のことを笑い話にして、その場を丸く収める必要はなかったと思います。
「まだ選んでるの?」って、悪気なく言われるんですよね。
言われました。笑って返しましたが、本当は「ちゃんと動いてるんだよ」と言いたかったです。
③ 結婚式に行きたくないときは、「直接おめでとうを言いたいか」で決めた。欠席の伝え方も

30代では、友人の結婚式に5回くらい出席しました。招待が重なった年は、年3回です。
1回だけなら楽しみにできても、春に1回、秋に2回と続くと、出費の予定と一緒に「また結婚の話を聞かれるかな」と考えるようになりました。
招待が来たら、まず、その友人に直接お祝いを伝えに行きたいかを考えました。そのうえで、日程と費用、自分の余裕を見て決めています。
費用は、ご祝儀3万円に交通費・二次会・準備を足すと、近場でも1回約4万6,000円。年3回重なると約14万円です。
二次会まで全部出るかも、この数字を見て決めるようになりました。
欠席したのは1回です。学生時代の友人ですが、卒業後は年に一度、集まりで会うかどうかの関係でした。
会場が遠く、交通費と宿泊費を足すと約6万円かかる見込みでした。
その頃は婚活もうまくいかず、ほかの式も続いていて、気持ちにもお金にも余裕がありませんでした。
正式な招待状の前の打診で、「結婚おめでとう。申し訳ないけど、今回は都合がつかなくて参加できない」と伝えました。仕事だと嘘はつきませんでした。
そのあと、1万円ほどのお祝いとメッセージを送っています。
相手からは「残念だけど、また会おう」と返事が来ました。後日、集まりで会ったときも普通に話せて、式の写真も見せてもらいました。
「行けない」と返したあと、そのまま疎遠にしない。これだけは意識していました。
④ 当日は、帰る時間を先に決めた。二次会は5回中3回くらい

最初のころは、二次会があればそのまま参加していました。久しぶりに会う友人も多いし、帰ると言うと友人に付き合いが悪いと思われる気がして。
途中からは、披露宴だけで帰る日も作りました。出席した5回のうち、二次会まで出たのは3回くらいです。
いちばん効いたのは、帰る時間を先に決めておくことでした。「今回は披露宴まで」「二次会に出ても午後9時には帰る」と決めておくと、その場の流れで無理に残らずに済みます。
帰るときは、新郎に「今日はありがとう。いい式だった。二次会は失礼するけど、またゆっくり会おう」と伝えました。
最後まで残らなくても、直接お祝いを言って帰ることはできます。
⑤ 帰り道は音楽を聴き、気になる人と会う約束は翌日にした。翌日の午前は別の予定を1つ

帰りの電車では、普段聴いている音楽を流しました。
式の写真を何十枚も見返したり、SNSでほかの友人の近況まで追ったりすると、比べる気持ちが止まらなくなるからです。
家に着いたらシャワーを浴びて、なるべく早く寝ました。
一度、式の帰りに焦ってマッチングアプリを開き、いつも以上にプロフィールを見続けたことがあります。
友人の結婚と比べている夜は、相手を見る目まで急いでしまう。
それからは、気になる人と会う約束をするのは、式の翌日にしました。翌日になっても会いたい気持ちなら、そのとき動けば十分だと思います。
式の翌日が休みの日は、午前に散髪など予定を1つだけ入れました。
式の翌日まで家で写真を眺めて落ち込むことがあったので、普段の生活に戻る予定があると助かりました。
⑥ 式のあとに残った気持ちが、婚活を始めるきっかけの1つになった

話は少し戻ります。友人の結婚式も、婚活を始めたきっかけの1つでした。
ただ、式の帰りに登録して、そこから全部変わった、というほど単純な話ではありません。
友人夫婦を見て、「自分も一緒に暮らす相手が欲しい」と思いました。その気持ちが、翌日になっても残っていたんです。
最初は、次に会うまでに彼女くらいつくらないと、という見栄もありました。でも、欲しかったのは、友人に報告するための相手ではありません。
いいことがあった日に話を聞いてほしいし、相手の一日の話も聞きたい。そういう暮らしがしたいと思い、婚活を始める理由が少しはっきりしました。
一緒に暮らす相手を探すなら、結婚に前向きな人が多い場所から始めたほうが、話が早いと思いました。そう考えて、まず出会う場所を選びました。
その中で僕が選んだのが、マリッシュです。落ち着いた人が多く、結婚への意識が高い人が集まっている印象でした。男性の料金は月3千円ほどで、5ヶ月でマッチしたのは約25人、そのうち会えたのが6人です。
マリッシュは、僕が婚活を動かし始めた場所でした。
5ヶ月使ってみた感想は、こちらにまとめました。
⑦ 次の招待状が届いたあなたへ

4つの場面ごとに、僕がやっていたことを並べます。
| いつ | やったこと | どう楽になったか |
|---|---|---|
| 招待が来たら | 直接おめでとうを言いたいかで決める | 欠席しても、そのあと普通に話せた |
| 式の当日 | 帰る時間を先に決める | だらだらと長居しなくて済んだ |
| 帰り道 | 帰りは音楽、会う約束は翌日 | 比較がずっと続くのを防げた |
| 翌日 | 午前に別の予定を1つ入れる | 写真を眺めて落ち込まずに済んだ |
次の式で1つ試すなら、翌日の午前に別の予定を1つだけ入れてみてください。式の前から決めておける、いちばん小さな行動だからです。散髪でも買い物でも構いません。翌日が仕事なら、朝の散歩でも十分です。式の余韻を、次の日まで引きずらずに済みます。
ちなみに、僕が妻と出会ったのは、マリッシュのあとに使った結婚相談所です。
アプリと相談所の両方を使った話は、こちらにまとめています。
最後に、結婚してから変わったことです。
結婚してからは、友人の話を自分と比べずに聞ける時間が増えました。
新郎の挨拶を聞いて、「自分も普段、妻に感謝を伝えられているかな」と思うこともあります。
同じ席に独身の友人がいても、「次はお前だな」とは言わなくなりました。
会えてうれしい気持ちは、結婚の予定を聞かなくても伝えられると思っています。
Q. 友人の結婚式に行きたくないのは、薄情ですか?
薄情ではありません。僕は式で心から祝えても、家に着くと寂しくなりました。祝う気持ちと寂しさは、同時にあっていいものだと思います。
行くかどうかは、その友人に会って祝いたいかで決めると、迷いません。
Q. 結婚式を欠席するとき、どう伝えればいいですか?
正式な招待状が届く前に、お祝いの言葉と一緒に「今回は都合がつかない」と短く伝えれば十分です。嘘の理由は要りません。
僕もそう伝えて、あとで1万円ほどのお祝いを送りました。後日の集まりでも、普通に話せています。
Q. ご祝儀や費用がきついときは、どう考えればいいですか?
先に1回の総額を出して、二次会まで出るかをそこで決めるのがおすすめです。
僕の場合、近場の式は交通費・二次会・準備を足して約4万6,000円で、年3回なら約14万円でした。
二次会は出ずに、披露宴だけで帰る日があってもいいと思います。
Q. 二次会だけ断るのは、失礼ですか?
失礼ではありません。新郎に直接お祝いを言ってから帰れば、二次会に出なくても、気持ちは伝わります。
僕が二次会まで出たのは、5回のうち3回くらいです。帰るときは、お礼とお祝いを伝えて、「またゆっくり会おう」と添えました。
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