実家に帰るのがつらい30代独身男へ。楽になった4つのやり方
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母から「お盆、いつ帰ってくる?」とLINEが来て、返したのは夜になってからでした。
予定が分からなかったわけではありません。「帰る」と返したら、また結婚の話になる気がして、後回しにしていました。
母のLINEに、結婚のことは一言も書いていないのに。
帰省がつらい30代独身男へ。婚活していた30代の僕が、楽になったやり方を、4つ先に書いておきます。
- 帰る時間を、先に決める(2泊3日を1泊2日に)
- 食後に、居間から離れる時間を作る(散歩20分)
- 結婚の話が続いたら、「進んだら話す」と伝える
- 帰る日を、ずらす(お盆を見送り、翌月は日帰り)
① 帰省がつらいのは、「聞かれる前から」身構えてしまうから

帰省がつらい理由は、人によって違うと思います。僕の場合は、親に結婚の話を聞かれるかもしれないと考えると気が重くなってしまうことでした。
ただ、親が僕を責めているわけではありません。
母が聞いてくるのは、近況の延長です。「仕事は忙しいの?」のあとに「で、いい人はいないの?」。
実家に着いて30分もたたないうちに来ることもありました。
父は横でテレビを見ていて、あまり口を挟みません。でも、母に聞かれた瞬間は、父も僕の返事を聞いている気がしていました。
結婚の話は、時間にしたら5分か10分くらいです。でも、その話がいつ始まるか気にしていたので、僕には長く感じました。
つらいのは、聞かれている5分より、聞かれる前から身構えている時間のほうでした。
親が悪いわけじゃないって分かってるのに、聞かれる前から疲れる。こんなの、自分だけですか?
僕もそうでした。母のLINEに返事をするだけで、身構えていました。
帰る前から、返事を3つ用意していました。「仕事が忙しくて」「出会いがなくて」「まあ、そのうちね」。
着く前に、今回はどれで流そうかと考えていました。でも、何度も使っているので、自分でも苦しい言い訳に聞こえるんです。
本当は、婚活もしていました。会ってうまくいかなかった人もいます。
ただ、そこまで話すと「どうして駄目だったの?」と聞かれそうで、説明する前に話を終わらせようとしていました。
② 実家の親戚の席で、いちばんつらいのは誰かの結婚報告のあと

親戚が集まると、聞かれる相手が増えます。叔母には「付き合ってる人はいないの?」、叔父には、次は僕の番だという言い方をされていました。
2〜3人から別々に聞かれることもあります。一人ひとりは一度聞いただけでも、僕はそのたびに同じ説明をすることになります。
特に困ったのは、誰かの結婚の報告のあとです。
おめでとうと思っているのに、すぐ自分の話になると、素直に喜ぶことにも身構えるようになっていました。
親戚の子に「奥さんは?」と聞かれたこともあります。「まだいないんだよ」と返すと、その子はもう別の遊びに戻っていました。
子どもに深い意味はありません。でも僕は、そのあとも気になっていました。
周りの大人が黙ったわけではなく、「みんな、どう返すか見ているんだろうな」と、僕が勝手に意識してしまったんです。
返し方は、笑ってかわす。少し踏み込まれたら「仕事が忙しくて」「タイミングなんですよね」。
それから相手の仕事の話に変えて、飲み物が減っていたら席を立つ。周りから見たら、気にしていないように見えたと思います。
気にしていると知られるのが、恥ずかしかったんです。
次は自分の番だと思うと、席を立ちました。トイレで手を洗ったあとも、スマホを見ながら3分くらい立っていました。
誰かに連絡したかったわけではありません。笑って返事をしなくていい時間が欲しかったんです。戻るときは、何でもない顔で座っていました。
③ 1つ目:帰省の時間を先に決めた。2泊3日を1泊2日に

ここからは、僕が楽になったやり方です。
基本は、お盆と正月の年2回。それぞれ2泊3日で、新幹線で片道約2時間でした。
1日目は両親と過ごし、2日目は親戚が来たり、こちらから顔を出したりします。結婚の話を一度かわしても、別の人にまた聞かれることがありました。
一番楽になったのは、2泊3日を1泊2日にしたことです。帰る前に、「今回は土曜の昼に着いて、日曜の夕方に帰るね」と伝えました。
しんどくなってから帰る理由を探さなくて済むので、帰る時間が決まっているだけで、気持ちは違いました。
④ 2つ目:居間から離れる時間を作った。食後に散歩20分

食後に、20分くらい散歩に出るようにしました。ずっと居間に座っていると、話題が結婚に戻らないか気になってしまいます。
少し外を歩いてから戻ると、別の話をしやすくなりました。席を立つのに、理由は要りません。「ちょっと歩いてくるね」で足ります。
⑤ 3つ目:「いい人いないの?」には、「進んだら話す」と伝えた

叔父に、「結婚する気がないだけでしょ」と言われたことがあります。責める口調ではなく、「その気になればできるだろう」という感じでした。
でも、本当は結婚したくて動いていたので、こたえました。
言い返したかったのは、「したいんだよ。何もしていないわけじゃないんだよ」です。
マッチングアプリで返事が来なかったことも、会ってから断られたこともありました。
ただ、その場で全部説明する気にはなれなくて、笑って終わらせました。
結婚したいのは本当なのに、冗談で返しちゃうんですよね。
僕も同じでした。あとから思うと、気持ちまで笑いにしなくてよかったんです。
結婚の話が続くときは、こう伝えるようにしました。「僕も結婚はしたいと思ってる。進んだら話すから、今日はこの辺にしておいて」。
最初は言いにくかったですが、笑って全部受け止めるより楽でした。
その後、結婚相談所で活動していることを、母に話しました。
「結婚したいと思って動いてる。でも、すぐに決まるとは限らないから、決まったら自分から話すね」。
母は「そうだったんだ」と言って、それからは結婚の話を繰り返すことが減りました。
何もしていないと思われないように言い訳する必要がなくなって、少し楽になりました。
会った人数や断られた理由まで、毎回報告する必要はありませんでした。
親戚の前で聞かれるのがつらいなら、「その話は二人のときにしてほしい」と、話す場面だけ頼むこともできます。
親が知り合いを紹介しようとするなら、「話を進める前に、まず僕に相談してほしい」と伝えておくと安心です。
⑥ 4つ目:お盆を見送って、翌月に日帰りで帰った

お盆の帰省を、1回だけ見送ったことがあります。
その年は婚活もうまくいかず、帰って近況を聞かれることまで考えると、休みの予定を決めるのも嫌になっていました。
母には、「今回は家でゆっくり休みたい。来月、日帰りで顔を出すね」と伝えました。実際に翌月、昼ご飯を一緒に食べに帰りました。
お盆当日は、少し後ろめたかったです。でも、時期をずらして昼ご飯を食べながら話すと、親戚が集まる席よりずっと落ち着いて過ごせました。
決まった日に2泊することにこだわらなくても、親に会う方法はあったんです。
帰る・帰らないは、優しさの証明ではありません。どちらを選んでも、自分を責めなくていいです。
⑦ 帰省がつらかった僕が、結婚に向けて動き出したきっかけ

話は少し戻ります。僕が婚活を始めたきっかけの1つも、帰省でした。
帰りの新幹線で、窓の外を見ながら「次の正月も、また同じことを聞かれるのかな」と思ったことがあります。
実家では笑って流せても、一人になると、その日の会話を思い出す。
親戚の子は前より大きくなり、両親も年を取っている。それなのに、結婚について返す言葉だけ、前の帰省と同じでした。
先にあったのは、周りの友人が結婚して、休日に気軽に誘える相手が減ってきたことです。自分も、一緒に暮らす相手が欲しいと思っていました。
そこに、帰省での「いい人はいないの?」が重なりました。
親戚に報告するために、急いで相手を決めるのは違うと思っていました。
でも、今のまま出会いを待っていても変わらないなと感じて、「自分は本当に結婚したいのか」を考えました。僕の答えは、やっぱり結婚したい、でした。
僕が使ったのは、マリッシュです。男性は月3千円ほどで、5ヶ月使ってマッチは約25人、会えたのは6人でした。
落ち着いていて、結婚に前向きな人が多いのが、僕には合っていました。
マリッシュを使った感想は、こちらに書いています。
結婚の時期を聞くときのコツを、メモにまとめました。
- 帰省のあとは、「次の正月までには」と、自分の都合で結婚を急ぎたくなることがある。相手にも希望や、生活の事情があるので配慮する
- 結婚に前向きな人が多い場所なら、結婚したい時期の話も出しやすい。自分の希望を先に伝えてから聞く
- 例:「僕は、気の合う人に出会えたら、1〜2年を目安に結婚したいと考えています。結婚の時期は、どう考えていますか?」
- 期間は、自分の本当の希望で構わない。相手の答えを聞いたら、そう考える理由も、話せる範囲で聞く
⑧ 次の帰省が近づいているあなたへ

4つを、もう一度並べます。
| やったこと | どう楽になったか |
|---|---|
| 帰る時間を先に決める | しんどくなってから、帰る理由を探さなくて済んだ |
| 食後に20分、散歩する | 別の話をしやすくなった |
| 「進んだら話す」と伝える | 笑って全部受け止めるより、気持ちが楽だった |
| お盆を見送り、翌月に日帰り | 親戚が集まる席より、落ち着いて過ごせた |
次の帰省で1つだけ試すなら、帰る時間を先に決めて、母に伝えることです。帰る日と時間を先に伝えておくだけで、始まる前の身構え方が変わります。
結婚したあとのことも、少しだけ書きます。
結婚したあと、妻と実家へ向かう途中で、結婚の質問への返事を考えなくなりました。今日は何時に着くか、帰りにどこへ寄るか。
そんな普通の予定を話しているだけで、気持ちはずいぶん違いました。
Q. 実家に帰省するのがつらいのは、心が狭いからですか?
心が狭いからではありません。親の心配をありがたいと思う気持ちと、結婚していない自分がつらい気持ちが、同時に来るからだと思います。
Q. 親の「いい人いないの?」に、どう返せばいいですか?
僕は当時、笑ってかわしていました。今なら「結婚はしたいし、自分なりに動いてるよ。まだうまくいってないだけ」と返したいです。
結婚相談所で動いていることを母に話し、「決まったら自分から話す」と伝えてからは、結婚の話が減りました。
それ以上詳しく話せなくても、自分の気持ちを隠さなくていいと思います。
人前で聞かれたときの返し方は、こちらに書いています。
Q. つらいなら、帰省しなくてもいいのでしょうか?
心が限界なら、帰らない選択もあります。僕は1回、お盆の帰省を見送り、翌月に日帰りで顔を出しました。
会い方は、決まった日の泊まりだけではありません。
帰る日数を減らした年末年始に、一人の部屋でどう過ごしたかは、こちらです。
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