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仮交際を、終了された。

メッセージは、丁寧だった。「お時間をいただきありがとうございました」と、ちゃんと書いてあった。だからこそ、よけいに堪えた。

正直、ここまで落ち込むとは思っていなかったんです。だってまだ「お試し」の段階で、手も握っていない。恋人ですらなかった。なのに、スマホを置いたあと、しばらく動けなかった。

もしいまあなたが、似た夜を過ごしているなら。この記事は、立ち直り方の正解集ではありません。同じところでつまずいた人間が、「あれは自分が欠陥品だったからじゃなかった」と気づくまでに考えたことを、そのまま書いただけのものです。

なんで「お試し」なのに、こんなに落ち込むのか

恋愛と違って、相談所の仮交際は終わるのが早い。

複数の人と同時に会っていい仕組みだから、相手にも他の候補がいる。こちらが「いいな」と思い始めた頃に、向こうはもう別の人に決めていた——そういうことが、ふつうに起きる。スピードが、恋愛の比じゃないんですよね。

あなた

まだそんなに会ってないのに、引きずる自分が情けないです…

ハル

それ、僕も同じこと思いました。でも、引きずるのは期間の長さじゃないんですよ。

落ち込みの正体は、交際期間の長さじゃない。「これからこの人と、いい方向に進むかもしれない」と、未来を一瞬でも描いてしまったことなんです。描いた未来が急に消えるから、堪える。期間が短くても、それは起きる。だから、落ち込んでいる自分を「重い」とか「情けない」と責めなくていい。ちゃんと前を向こうとしていた証拠なので。

「終了された=自分に欠陥がある」では、ない

仮交際の終了で一番しんどいのは、理由を教えてもらえないことだと思う。

担当者から伝わるのは、たいてい「ご縁がなかった」「タイミングが合わなかった」くらい。具体的に何がダメだったのか、本人には返ってこない。だから人は、空白を自分で埋めにいく。「年収か」「見た目か」「会話がつまらなかったのか」って、いちばん都合の悪い答えを自分で選んでしまう。

でも、仮交際の構造をもう一度見てほしいんです。

  • 相手は同時に複数の人と会っている
  • だから「あなたがダメ」じゃなく「他の人と先に進めることにした」だけのことが多い
  • お断りの理由は相手の都合や好みで、あなたの価値そのものじゃない
ハル

先に他の人で席が埋まってた、ってだけのこと、けっこうあるんです。座れなかった=自分に価値がない、じゃないんですよ。

もちろん、振り返って直せるところは直したほうがいい。それは後半で書きます。ただ、「終了された」と「自分は欠陥品だ」は、まったく別の話。ここを混ぜると、次に進む足が止まります。

立ち直れなかった、あの夜のこと

正直に書くと、僕は一度、けっこう深く落ちました。

順調だと思っていた人だったんです。会話も弾んだ気がしたし、次の約束の話も少し出ていた。だから終了の連絡が来たとき、頭が真っ白になって、その日は何も手につかなかった。夜、部屋の電気もつけないまま、画面の光だけで過去のメッセージを上から読み返した。「どこで間違えたんだ」って、一文ずつ指でなぞるみたいに探していた。今思えば、いちばんやっちゃいけないことをしていたんですよね。

しんどかったのは、相談する相手がいなかったことでした。

友達に「相談所の仮交際を切られて落ち込んでる」とは、なかなか言えない。家族にも言いにくい。だから一人で抱えて、勝手に「自分はやっぱり結婚に向いてないんだ」って結論まで進めてしまった。あの夜にいちばん必要だったのは、立ち直り方の正解じゃなくて、「それ、あなたのせいじゃないですよ」と言ってくれる誰かだったと思います。

落ち込みから抜けるために、実際にやったこと

きれいな方法じゃないです。でも、効いた順に。

1. 「事実」と「感情」を紙に分けて書いた
事実は「仮交際が1件終了した」だけ。それ以外の「だから自分はダメ」「もう無理」は、全部こっちが足した感情。分けて書くと、足していた分の重さに気づけます。

2. お断りの”理由探し”を、一人でやるのをやめた
自分でやると、必ずいちばん都合の悪い答えにたどり着く。だから理由の分析は、後述する「第三者」に振った。

3. 次の人に活かせる1点だけ拾って、あとは捨てた
反省は1個でいい。10個も並べると、ただの自己否定リストになる。

4. 連絡頻度やデートの会話で消耗していた部分は、別で整理した
「どれくらい連絡すれば正解なんだ」と毎回スマホを見て疲れていたんですが、これは落ち込みとは別の問題でした。
仮交際の連絡頻度・LINEがしんどいときの話
仮交際2回目、何を話せばいいか分からなかった話(※アプリの2回目デートはこちら

一人で抱えないことが、いちばん効いた

結局いちばん効いたのは、抱え込むのをやめたことでした。

相談所のいいところは、終了の理由を”あなたの代わりに聞いてくれる人”がいることだと、あとから分かったんです。担当者がいる相談所なら、お断りのフィードバックを相手側の担当を通して拾ってくれることがある。一人で深夜にメッセージを読み返すより、よっぽど正確で、よっぽど傷が浅い。

あなた

でも担当者と相性が合わなくて、相談しづらいんですよね…

ハル

それ、わりとあるあるなんです。担当との相性は、相談所選びでけっこう効きます。

もし「いまの相談所、担当に相談しづらいな」と感じているなら、サポートの形を見直すのも手です。僕の場合は、オンライン型で費用を抑えつつ、担当者がフィードバックまで付き合ってくれるタイプでした。お断りの理由を担当が代わりに聞いてきてくれて、それを次の人で試す——その繰り返しで、夜中にスマホを握りしめる回数が、だんだん減っていったんです。

(担当サポートの比較全体像は→オンライン結婚相談所の比較アプリと相談所どっちが向いてる?

煽るつもりはないんです。ただ、あの夜の自分に一個だけ言えるなら、「一人で抱えるな、聞ける人に聞け」。それだけです。

それでも、また前に進むあなたへ

仮交際の終了は、婚活をやめる理由にはならない。むしろ「未来を描こうとした」証拠だって、さっき書いたとおりです。

落ち込みが「もう結婚できる気がしない」まで膨らんでいるなら、根っこの方を一度整理した記事も置いておきます。→ 「結婚できる気がしない」と思う30代男性へ

一件終わっただけ。あなたの価値は、一件も減っていません。

よくある質問

Q. 仮交際を終了されたら、理由は聞けますか?
A. 多くは担当者経由で「ご縁がなかった」程度。ただ相談所によっては、相手側担当を通して具体的なフィードバックを拾ってくれます。一人で推測するより、担当に聞くのが正確です。

Q. こちらから終了するのも、落ち込みますか?
A. はい、振る側も「申し訳なさ」で落ち込む人は多いです。違和感を我慢して続けるほうが、結果的にお互いの時間を消耗します。

Q. 何件くらい終了するのが普通ですか?
A. 複数同時進行が前提の仕組みなので、終了は”当たり前に起きるプロセス”。件数より、1件ごとに自分を否定しない方が長続きします。

Q. 立ち直れないときはどうすれば?
A. 事実と感情を分ける/理由探しを一人でやらない/反省は1点だけ拾う/担当者に相談する。詳しくは本文④⑤を。