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マッチングアプリで初めて会う、その前日の夜。

待ち合わせ場所も決めた、店も予約した、服も出した。なのに布団の中で「明日、何を話せばいいんだ」と天井を見ている。メッセージは続いたのに、実際に会って沈黙したらどうしよう。写真と違うって思われたら。30分で気まずくなったら——。会う前から、もう半分逃げ出したくなっていました。

35歳すぎで結婚した僕も、初デートだけは何回やっても慣れませんでした。だから先に言っておきます。初デートは「完璧に準備して成功させる」ものじゃなくて、「そこそこグダっても、なんとか乗り切る」ものでした。順番が逆だと、僕みたいに準備だけで疲れ果てます。

この記事は、場所と服装を完璧に並べる網羅マニュアルじゃありません。初回の当日に何を準備して、どこでつまずいて、どう立て直したか。同じところで固まってきた人間が、そのまま書いただけのものです。

① 初デートで気負いすぎる人は、たぶん「失敗できない」と思いすぎてる

まず、いちばん伝えたいことを先に置きます。

初デートを怖がる30代男性の多くは、ここを一発勝負だと思いすぎてるんですよね。「この1回でうまくやらないと終わる」と。僕もそうでした。でも実際は、初回は「次に会ってもいいかな、と思ってもらえれば合格」くらいのハードルでいいんです。告白する場でも、面接でもない。

あなた

でも、ここで失敗したら次がないかもって思うと、緊張で頭が真っ白になるんです…

ハル

わかります。でも「満点を取りに行く」のをやめた途端、急に楽になりましたよ。初回は様子見でいい。

考えてみると当たり前で、相手だって初対面のあなたを値踏みしに来てるわけじゃない。「この人と一緒にいて、しんどくないか」を確かめに来てるだけ。だから初回でやることは、笑わせることでも完璧な店選びでもなくて、「一緒にいて変な圧がない人だ」と伝わればそれで十分なんです。

② 当日までにやった準備は、たった3つだけにした

僕は最初、初デートの「やることリスト」を調べすぎて、かえって動けなくなりました。場所、服装、会話ネタ、清潔感、話題の引き出し、脈ありサイン……全部やろうとすると、当日までに気力が尽きる。

だから絞りました。準備はこの3つだけ。

1. 場所は「短時間・昼・話せる店」の3条件で機械的に決めた
凝った店を探す時間が、いちばん消耗します。ランチかカフェで、1〜2時間で切り上げられて、向かい合って話せるところ。これだけ満たせばどこでもいい、と割り切ったら楽になりました。密室や長時間コースは初回では選ばない。

2. 服装は「新品より、清潔感のある手持ち」に振った
気合の入った勝負服は、たいてい浮きます。シワのないシャツ、清潔な靴、それだけ。見た目に自信がなくて固まる人は、肌や髪を整えるほうが効きました。見た目を諦めかけている人の話も置いておきます。

3. 会話は「ネタを暗記」じゃなく「メッセージを読み返す」だけにした
事前に面白い話題を仕込むより、それまでのやりとりを見返すほうが100倍使えました。相手が好きって言ってたもの、行きたいと言ってた場所。そこから広げれば、ネタ切れしにくい。

ハル

準備は「増やす」より「捨てる」ほうが大事でした。3つに絞ったら、当日の自分がだいぶ軽くなったんです。

③ それでも、初デートで盛大にグダった夜の話

正直に書くと、準備しても僕は普通にやらかしました。

メッセージではあんなに続いたのに、いざ向かい合って座ったら、頭が真っ白になったんです。緊張で質問ばかり浴びせてしまって、相手が「面接みたいですね」と苦笑した瞬間、終わったと思いました。そこからは沈黙が怖くて、どうでもいい話を早口で埋め続けて、店を出る頃にはぐったり。「ありがとうございました」と駅で別れて、その夜に既読がつかないLINEを何度も開いては閉じていました。

しんどかったのは、これを誰にも言えなかったことです。「初デートで空回りして自滅した」なんて、友達には言いにくい。だから一人で抱えて、「やっぱり自分は向いてない」って勝手に結論まで進めてしまう。

でも、あとから分かったんです。あの日ダメだったのは、僕の人格じゃなくて「沈黙を怖がって、しゃべりすぎた」という一個の手クセだけだった。そこだけ直せばよかった。当日に固まる・会話が続かない・沈黙が怖い——この具体的なつまずきは、初デートで会話が続かない・沈黙が怖かった話でまるごと掘り下げました。(会う前のメッセージが続かないならメッセージが続かない話へ)

④ 初デートの「あるある失敗」は、ほぼ全部やり直しがきく

僕がやらかした失敗は、自分だけのものだと思っていました。でも同じことで落ち込んでいる人、びっくりするほど多いんですよね。

質問攻めにしてしまう、奢るか割り勘か迷ってぎこちなくなる、沈黙にうろたえる、盛り上がったのに2回目に繋がらない。どれも「あるある」で、そしてほとんどが致命傷じゃない。次に活かせば済む話です。

あなた

盛り上がったと思ったのに、その後連絡が来なくて…自分のどこが悪かったのか分からないんです。

ハル

それ、僕も何度もありました。でも「悪いところ探し」より「次の一個だけ直す」のほうが、結局うまくいきましたよ。

初デートのあるある失敗を一つずつ見ていくと、「自分だけじゃなかった」と少し肩の力が抜けます。その棚卸しは初デートのあるある失敗と立て直し方にまとめました。

そして、初回がそこそこ乗り切れたら、次は2回目です。初回より2回目のほうが実は関係が動く——それはまた別の段階の話なので、マッチングアプリの2回目デートで関係を進める話に置いておきます。

⑤ 一人で当日を抱えるのがしんどいなら、土俵を選ぶ手もある

初デートのたびに前日から胃が重くなるのが、僕はずっと苦手でした。

アプリの「とにかく会ってみて、合わなければ次」のリズムは、緊張しいの人間にはなかなか消耗が大きいんですよね。会うたびに一発勝負みたいな気持ちになる。それで何度か、疲れてアプリを消しました。

ハル

同じ初デートでも、「相手も本気で結婚を考えてる」と分かってる場のほうが、僕は気持ちが楽でした。探り合いが減るんです。

僕の場合の転機は、結婚を本気で考えている人が多くて、軽いノリの少ないアプリに移ったことでした。お互い真面目に相手を探している前提だと、初デートが「品定めの場」じゃなく「すり合わせの場」に変わる。当日の気負いが、だいぶ減ったんです。

煽るつもりはないです。ただ、「初デートで気負う自分がダメ」なんじゃなくて、「自分に合う土俵がほかにあった」だけ。当日の緊張を一人で抱え込みすぎて、自信までなくしかけているなら、婚活に自信がない30代男へマッチングアプリに疲れたときの話も置いておきます。

⑥ それでも、また会いに行くあなたへ

初デートで緊張できているのは、ちゃんと相手と向き合おうとしている証拠です。どうでもよければ、前日に天井なんて見ない。

初回は満点じゃなくていい。準備は3つに絞って、グダっても一個ずつ直して、合う土俵を選べばいい。それだけで、次に会いに行くハードルはずいぶん下がります。

僕は初デートが毎回怖いまま、それでも会いに行き続けて結婚しました。あなたにもできない理由はないです。

よくある質問(FAQ)

Q. マッチングアプリの初デート、何を準備すればいい?

A. 絞るのがコツです。場所(短時間・昼・話せる店)、服装(清潔感のある手持ち)、会話(過去のメッセージを読み返す)の3つで十分。増やすほど当日の気力が削れます。

Q. 初デートで会話が続かないのが怖いです。

A. 多くの人が同じです。原因はたいてい「沈黙を怖がってしゃべりすぎる」一点。事前の話題暗記より、相手のメッセージを見返すほうが効きます。詳しくは会話が続かない話に。

Q. 初デートの時間はどれくらいがいい?

A. 初回は1〜2時間で切り上げるのがおすすめです。長時間は気まずさのリスクが上がり、「もう少し話したかった」で終わるほうが次に繋がりやすいです。

Q. 盛り上がったのに2回目に繋がりませんでした。何が悪かった?

A. 「悪いところ探し」より「次に一個だけ直す」のが近道です。初デートのあるある失敗はやり直しがきくものがほとんど。あるある集2回目の進め方を別記事にまとめています。