マッチングアプリでフェードアウトされ、追いLINEを送らなかった
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メッセージは盛り上がっていた。デートも楽しかった。「またぜひ」って、別れ際にお互い言った。
なのに、次の日から返信が遅くなって、三日空いて、一週間。気づいたら、こちらの最後のLINEに既読すらつかなくなっていました。ブロックされたわけでもない。ただ、静かに消えた。
35歳すぎで結婚した僕も、これを何回もやられました。だから断言します。フェードアウトされたとき、いちばんしんどいのは「振られた」ことじゃなくて、「理由が分からないまま放置される」ことなんですよね。嫌われたなら諦めもつくのに、何が悪かったのかも分からないから、頭の中で勝手に反省会が始まってしまう。
この記事は、フェードアウトの「予兆を見抜くテクニック」や「復活させる例文」の網羅マニュアルじゃありません。いい感じだった人に消えられて、追いLINEを送りそうになって、それでもなんとか次に進んだ。同じ夜を何度も過ごした人間が、そのまま書いただけのものです。
① フェードアウト・音信不通・自然消滅、呼び方は違っても傷は同じ
最初に、言葉だけ整理させてください。
はっきり「やめましょう」と言われないまま、連絡が先細りになって、関係が静かに終わること。フェードアウト・音信不通・自然消滅は中身はほぼ同じです。区別する意味はあまりなくて、共通しているのは「区切りがないまま放り出される気持ち悪さ」のほうです。
(この記事は「会えた後」に消えられた話です。まだ会う前のメッセージ段階で既読スルーが続いて止まっているなら、会う前に既読スルーされたときの話のほうが近いかもしれません。)
ブロックされたなら諦められるのに、既読もつかないまま放置されると、まだ望みがある気がして余計に苦しいんです…
それ、いちばんつらいやつですよね。僕も「もしかして忙しいだけかも」って、何日も待ち続けて消耗しました。
僕がようやく楽になったのは、「区切りをつけてくれなかったのは、相手の事情であって、自分の落ち度じゃない」と分かってからでした。ちゃんと別れを告げるのって、けっこうエネルギーがいる。それをしない人は、あなたが悪いんじゃなくて、ただ気まずさから逃げただけ。そう捉えられた瞬間、勝手に始まっていた反省会が、少し静かになったんです。
② なぜ消えるのか、男の僕なりに分かったこと
理由が知りたくて、当時は夜中まで「フェードアウト 理由」で検索していました。
結論から言うと、フェードアウトの理由は、ほとんどが「あなたの致命的な欠陥」じゃないんです。他にいい人ができた、なんとなく熱が冷めた、会ってみたら想像と少し違った、返信のタイミングを逃して気まずくなった——そのくらいの、軽い理由のことが多い。
拍子抜けするんですけど、「重大な原因」を探すほど見つからないんですよ。たいてい、向こうの中で優先順位が静かに下がっただけなんです。
そう考えると、こちらが何時間もかけて「あの店選びが悪かったか」「あの一言が重かったか」と分析しても、当たらないことが多い。相手の心が動いた本当の理由なんて、本人にも説明できないことがほとんどなんですよね。だから僕は、ある時から「理由探し」をやめました。当てにいくほど深みにはまるので。
ただ、もし「消えそうな空気」を会う前から感じ取りたい気持ちがあるなら、その予兆の話は別記事に分けました。
→ フェードアウトされる前に出ていたサインの話はこちら
③ 追いLINEを送りそうになった、あの夜の話
正直に書きます。僕は一度、やってはいけないことをやりかけました。
消えてから一週間、こっちのLINEには既読もつかない。なのに諦めきれなくて、「何かあった?」「無理してない?」と心配を装ったメッセージを、深夜に何度も打っては消していました。本当は心配じゃなくて、ただ反応がほしかっただけなんですけど。指が送信ボタンの上で止まって、結局その夜は送らずに寝ました。
翌朝、送らなくてよかったと心底思いました。追撃したところで、返ってくるのはせいぜい気を遣った社交辞令か、もっと冷たい沈黙だけ。それでこっちがさらに削れるのは目に見えていた。消えた相手を追いかけるのは、たいてい自分の傷を深くするだけだったんです。
諦めきれなくて、つい追いメッセージを送りたくなります。送ったら、何か変わりますか?
正直、ほぼ変わらなかったです。それより、その「諦めきれない気持ち」をどう片づけるかのほうが大事でした。
この「諦めきれない・追いかけたくなる」気持ちの整理は、僕も時間がかかったところなので、別記事でちゃんと掘り下げました。
→ フェードアウトが諦めきれない夜の、気持ちの片づけ方はこちら
④ 消えられて「自分はダメだ」まで進めてしまう前に
フェードアウトのいちばんの毒は、「自分はやっぱり選ばれない人間だ」という結論まで、一気に滑り落ちてしまうことです。
僕もそうでした。一人に消えられただけなのに、「だから自分はモテない」「アプリ向いてない」「もう一生こうだ」と、勝手に話を大きくしていく。でも冷静になると、消えたのはその一人であって、あなたの価値が消えたわけじゃないんですよね。マッチングって、合う合わないの相性ゲームの面が大きくて、合わなかった人が一人いたというだけの話です。
「一人に消えられた」を「全部ダメだ」に翻訳しちゃうクセ、僕にもありました。そこだけは止めたほうがいいです。
それでも気持ちが「自分はモテないんだ」のほうに沈んでいくなら、その落ち込みは無理に一人で抑えこまなくていい。
→ マッチングアプリで病みそうなときの話 / 婚活に自信がない30代男へ / アプリで人を信じられなくなってきたときの話
⑤ 消えた一人より、ちゃんと向き合ってくれる土俵を選ぶ
何度かフェードアウトされて、僕がいちばん疲れたのは「会うたびに、いつ消えられるか分からない」という不安定さでした。
軽いノリの出会いだと、向こうも気軽だから、気軽に消える。それが悪いわけじゃないけど、結婚を本気で考えている側からすると、毎回が砂の上に建てるみたいで消耗するんですよね。それで僕は何度か、疲れてアプリを閉じました。
同じ婚活でも、「お互い結婚を前提に探してる」と分かってる場のほうが、ふいに消えられることがぐっと減ったんです。
僕の場合の転機は、結婚を本気で考えている人が多くて、軽い気持ちの人が少ないアプリに移ったことでした。真剣度が揃っていると、相手も「気まずいから消える」より、ちゃんと続けるか区切るかを選んでくれることが多い。フェードアウトの数そのものが減って、心がだいぶ守られました。
煽るつもりはないです。ただ、「消えられてばかりの自分がダメ」なんじゃなくて、「合う真剣度の土俵がほかにあった」だけ。会うたびに消えられる不安で疲れているなら、土俵のほうを見直す手は、わりと効きました。
そして、もし新しい人とまた会えたら——今度は初デートや2回目の段階の話になります。
→ マッチングアプリの初デートを乗り切る話 / 2回目デートで関係を進める話
⑥ それでも、また誰かに会いに行くあなたへ
フェードアウトされて落ち込めるのは、ちゃんと相手と向き合おうとしていた証拠です。どうでもいい相手なら、既読のつかないLINEを開いたり閉じたりしません。
消えた理由は探さなくていい。追いかけなくていい。一人に消えられただけで、自分を全否定しなくていい。そして、ふいに消えられる不安が大きいなら、合う土俵を選んでいい。それだけで、次に誰かに会いに行くハードルは、ずいぶん下がります。
僕はフェードアウトされるたびに病みかけて、それでもまた会いに行って、結婚しました。あなたにもできない理由はないです。
Q. マッチングアプリでフェードアウトされたら、追いLINEは送るべき?
ほとんどの場合、送ってもいい結果になりません。返ってくるのは社交辞令か、さらに冷たい沈黙のことが多く、自分の傷を深くしがちです。一度区切って、気持ちを片づけるほうが結局ラクでした。
Q. フェードアウトは何日連絡がなかったら確定?
目安として、一週間以上こちらのメッセージに既読も返信もなければ、フェードアウトと考えていいです。それ以上待つほど、期待で自分が消耗します。
Q. 急に音信不通になった理由が知りたいです。
理由は「他にいい人ができた」「なんとなく熱が冷めた」など軽いものが多く、こちらの致命的な欠点であることはまれです。本人にも説明できないことが多いので、理由探しは深追いしないのがおすすめです。
Q. フェードアウトされて「自分はモテない」と落ち込みます。
消えたのはその一人で、あなたの価値が消えたわけではありません。相性が合わなかっただけ、と切り分けるのが大事です。それでも沈むときの話は別記事にまとめています。

